海岸工学論文集
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低気圧や台風の経路の違いが中海の水位変化に与える影響
黒川 岳司古本 幸彦松岡 朋子
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2006 年 53 巻 p. 1001-1005

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抄録
日本海沿岸に位置する汽水湖の中海において, 重要な外力要因となる低気圧や台風を経路の違いから分類し, 経路の違いが中海の水位変化に与える影響について, それぞれの特徴や類似性について検討し, 次のような知見が得られた.(1) 日本海を通過する台風や日本海低気圧の場合, 陸棚波の影響により, 気圧低下による吸い上げ分以上に水位が上昇し, 水位上昇のピークが遅れる.(2) 低気圧や台風の移動経路に関係なく, 北東・南西成分の風が水位変動に大きく影響しており, 北東風が卓越したとき水位が上昇しにくくなる.(3) 北東・南西成分の風による水位変動は日本海内での吹送流に起因するもので, 水位上昇量最大時以前の風が寄与している.
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