抄録
海岸侵食対策方法として, 沖合に潜堤状に養浜材を設置する養浜工法の有効性, 養浜効果に対する堀川ら (1975) の海浜断面分類指標の適用性を明らかにする目的で水理実験を実施した.また, 養浜材料としての高炉水砕スラグ材料の有効性も検証した.その結果, 海浜断面の分類指標が前進-中間となるような養浜材粒径を用いた場合, 沖合の養浜材は岸方向へ移動し, 養浜工法として有効であった.さらに, 沖合の養浜工は, 一時的ではあるが潜堤としての機能を発揮していた.また, 高炉水砕スラグ材料は, 珪砂と同様の移動状況であったことから, 養浜材料として有効であることがわかった.