海岸工学論文集
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大阪府港湾海域における付着生物の出現特性
矢持 進新開 理絵
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2006 年 53 巻 p. 971-975

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抄録
大阪湾中北部沿岸域にある閉鎖的な港湾海域の, 護岸近傍の水面付近に出現する付着生物の出現種数を, 港湾閉鎖度や陸域からの淡水流入量ならびに窒素・リン負荷量との関係から検討し, 生物相の貧困化要因について解析した. 大阪府の都市近傍の港湾海域では, 付着動物の種数について港湾閉鎖度, 水面積あたりの淡水流入量や窒素・リン負荷が増大するに伴い減少する傾向が認められた. さらに付着動物の出現種数が減少する原因について特徴的なものとして, 淡水の影響は強くないが港湾閉鎖度が大きく, かつ汚濁物質の水面積負荷が高いことによるケースと, 多量の淡水流入に伴う塩分低下と汚濁物質の水面積負荷が大きいことによるケースに分けられた.
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© 社団法人 土木学会
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