プロセス思想
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Print ISSN : 2185-3207
パネル ・ディスカッション 2020: Realism for Social Sciences, リアリズムについて― 社会諸科学の方法を問い直すために
Realism for Social Sciences ―社会・問うこと・運動・方法 としての実在
浦井 憲
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2021 年 21 巻 p. 71-85

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抄録

「社会科学」の「方法」ということを通じて、より広い意味での「学問の方法」ということ(あるいは「哲学」ということ)を再度「問い 」直す、そのような「運動」としての Realism for Social SciencesRFSS につい て、ここで改めて提起する。それは、学問の方法として、(真の)リアリティを紐帯とし、認識論と存在論の対峙を超えてそれらを補完的な「社会(認識の)」存在論として再構築するような立場、「認識」に先立つ「経験」ということに幾許かの特権を認めようとする立場等を包摂した、「知」的実存、「 学問スル」ことで「わたし」という主体が「生きる仕方のプロトコル(塩谷賢氏)」である。)

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