主催: 産業応用工学会
会議名: 産業応用工学会全国大会2013講演論文集
回次: 1
開催地: 九州工業大学 戸畑キャンパス
開催日: 2013/09/27
p. 10-11
従来の機械的なボタンスイッチとは異なり,人が接触することで動作するタッチスイッチがある。しかしながら,従来のタッチスイッチの多くは,メーカーが形状を決めている。 また,設置する場所も球面や凹凸面は含まれず平面に限られる。さらに,機器にあらかじめ組み込まれて出荷されることが一般的であり,スイッチの個数や形状,配置など,出荷後に自由にそれらを変更するようなことは考えられてこなかった。本研究では,利用者が,好きなようにスイッチの形状,個数,および,配置を任意に変更できるタッチスイッチを提案する。スイッチ部分には金属膜や金属フィルムを使用する。これにより,スイッチ部分を自由な形状にすることが可能となり,平面だけでなく様々な場所に金属膜を貼ったり置いたりすることで配置を任意に変更可能であるため,利便性や汎用性の向上を図ることが可能である。また,本研究で作成した回路は金属膜であるアルミ箔と抵抗で構成されるため,既存のタッチスイッチのように高価ではなく,金属膜の部分を増やしていくことで複数のスイッチを設置することが容易となる。
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