主催: 産業応用工学会
会議名: 産業応用工学会全国大会2016
回次: 4
開催地: 京都市国際交流会館
開催日: 2016/09/11
p. 3-4
自動車を日頃運転する場合,特に職業運転手について考えると,不規則な勤務ローテーションやジャスト・イン・タイムによる睡眠時間の低下,休憩時間の短さなどが影響して,高血圧や動脈硬化などの基礎疾患が悪化,労働不能な状態や死に至るといった過労死事例が多い。そのため,職業運転手においては,常日頃自身の体調を管理する習慣を付け,無理な運転を極力控えるという意識付けが必要になる。そのため,職業運転手が労働不能な状態や,死という状態に陥らないようにし,運転に影響する症状の発現を防ぐと共に事故の低減を図るために,運転時であっても体調管理を行うシステムを構築することが望ましい。 筆者らは,職業運転手が運転時に血圧を計測し,体調管理に寄与できるシステムの構築を目指している。その一環として,本論では,ステアリングに装着することが可能で,運転時にドライバがステアリングを把持しながら血圧を計測できるシステムの開発について述べる。
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