産業応用工学会全国大会講演論文集
Online ISSN : 2424-211X
2016
会議情報

容積脈波法によるステアリング装着型連続血圧計の開発と評価
*荒川 俊也*神永 健多*榊原 規彰*近藤 針次
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 3-4

詳細
抄録

自動車を日頃運転する場合,特に職業運転手について考えると,不規則な勤務ローテーションやジャスト・イン・タイムによる睡眠時間の低下,休憩時間の短さなどが影響して,高血圧や動脈硬化などの基礎疾患が悪化,労働不能な状態や死に至るといった過労死事例が多い。そのため,職業運転手においては,常日頃自身の体調を管理する習慣を付け,無理な運転を極力控えるという意識付けが必要になる。そのため,職業運転手が労働不能な状態や,死という状態に陥らないようにし,運転に影響する症状の発現を防ぐと共に事故の低減を図るために,運転時であっても体調管理を行うシステムを構築することが望ましい。 筆者らは,職業運転手が運転時に血圧を計測し,体調管理に寄与できるシステムの構築を目指している。その一環として,本論では,ステアリングに装着することが可能で,運転時にドライバがステアリングを把持しながら血圧を計測できるシステムの開発について述べる。

著者関連情報

この記事は最新の被引用情報を取得できません。

© 2016 一般社団法人 産業応用工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top