主催: 産業応用工学会
会議名: 産業応用工学会全国大会2019
回次: 7
開催地: 九州工業大学 戸畑キャンパス
開催日: 2019/09/18 - 2019/09/20
p. 37-38
現在UV硬化製剤は接着剤,インク,塗料など幅広い分野で利用されている(1,2)。UV接着剤を用いた光学部品の接着では,接着剤の収縮により内部応力が生じ,その要因で発生する位置ずれが問題となっている(3)。この問題を解決するため,接着剤の硬化過程で生じる収縮と内部応力の関係を調べることは非常に重要である。しかし,現存する方法(1-3)では,接着剤の収縮と内部応力分布を同時に測定するのは困難である。 そこで,ディジタルホログラフィ(DH)に直交直線偏光の参照光を導入して,接着剤透過光の偏光(応力)解析を行った。これにより,偏光解析を基にした光弾性法から応力解析が可能となる。今回,異なる照明強度で接着剤を照明し,硬化過程の評価(2)と接着剤透過光の偏光解析を同時に行った結果について報告する。
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