産業応用工学会全国大会講演論文集
Online ISSN : 2424-211X
2025
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匿名性を確保した公益通報アプリケーションの検討
*大喜多 和真*竹本 修*野崎 佑典*吉川 雅弥
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 29-30

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抄録
日本の各省庁では、公益通報制度(いわゆる内部告発)の整備や活用が積極的に推進されている。これに伴い、産業界においても同様の仕組みを導入する必要性が高まっている。公益通報者に対する不利益な取り扱いは禁止されている一方、現在も報復等を目的に懲戒処分となるケースが多発している。このような背景から通報者の身元を守るため、匿名での通報が可能なシステムが求められている。しかしその設計や構築には専門知識と多大なコストが伴い、企業や組織に大きな負担を強いる。本研究は、RSA ベースのリング署名技術を活用し、利用者が匿名性を確保しつつ簡便に公益通報できるアプリケーションを開発する。また評価実験から、提案アプリケーションの有効性と実現可能性を実証した。
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