理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
ファンクショナル・リーチを用いた姿勢最適化トレーニング
―2種類の教示を提示する順序が運動学習に与える影響―
鈴木 博人藤澤 宏幸
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2013 年 28 巻 2 号 p. 261-268

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抄録

〔目的〕ファンクショナル・リーチを学習課題とし,二種類の教示(internal focus of attention:IFA,external focus of attention:EFA)を提示する順序が運動学習へ与える影響を明らかにすることとした.〔対象〕健常大学生28名とした.〔方法〕対象者をコントロール群,IFA介入の後にEFA介入を受ける(IFA to EFA;ItE)群,この逆順で介入を受ける(EFA to IFA;EtI)群に割り付けた.練習前テストの3日後より練習期間を設け,IFA介入・EFA介入を2日間ずつ行った.練習期間終了の翌日と1週間後に保持テストを実施した.〔結果〕ItE群はパフォーマンスレベルが二分化し, EtI群は有意にパフォーマンスが向上した.〔結語〕EtIは個人差が少なくパフォーマンスを向上させることのできる方法であり,ItEはIFA介入の適切な理解を促せた場合に著しくパフォーマンスを高めることができる手法であることが示唆された.

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© 2013 by the Society of Physical Therapy Science
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