抄録
病原性レプトスピラ(Leptospira interrogans )は、ワイル病などのレプトスピラ症(leptospirosis)を引き起こす。菌の種類によりその凝集体には特徴があるので、医学的に菌の種類を判別するために、菌の凝集体写真を利用したシミュレーションが有効である可能性がある。本研究では、画像関連に関して広く利用されている言語であるProcessingを用いて、拡散律速凝集モデルにより、菌体の種類による凝集形態のモデル化について、菌体の接触判定条件並びに、菌のサイズ、形状をパラメータとして検討した。