抄録
道路沿いには、ドライバーに交通ルールを伝えるさまざまな種類の標識や、安全な運転を助けるカーブミラーが設置されている。しかし、日本では地震や台風などの自然災害が頻繁に発生するため、こうした災害により多くの標識が傾いたり曲がったりし、ミラーがずれてしまうことがある。また、こうした問題を発見するには時間がかかってしまうことが多く、長期間にわたって放置されることもある。これらの問題を解決するため、歪んだ道路標識認識システムを開発した。このシステムは、ドライブレコーダーで撮影した映像から標識を認識し、その標識の画像を二枚用いて座標の変化を用いて角度を求め傾いているかどうかを判定する。本研究では、カーブミラーのずれを検出するという新たな機能を追加した。このシステムは標識読み取り装置と同様に機能する。撮影した画像からカーブミラーを認識し、ミラーに映り込んだ白線を特定して、その情報をもとにミラーのずれを判定する。このシステムを活用することで、道路標識やミラーの問題を早期に発見でき、効率的な道路の維持管理を実現することができる。