2006 年 13 巻 p. 127-134
社会資本整備へのアセットマネジメントの導入において、一つには維持管理計画の合理化が重要であるが、さらにこれを実践するためには、従前からの維持管理業務をアセットマネジメントに沿う形に修正していくことも必要である。そこで本研究ではまず高速道路施設の維持管理業務の事例を調査し、UML (Unified Modeling Language) を用いて業務プロセスの記述を試みる。そしてUMLモデルを用いてアセットマネジメントの考え方を反映させた業務プロセスの (再) 設計を試みる。以上の手順を通じ、考察を加えることにより、社会資本施設の維持管理業務を対象とした業務プロセス改善の方法論の構築を目指す。