地震工学研究発表会講演論文集
Online ISSN : 1884-8435
ISSN-L : 1884-8435
気象庁87型強震計記録を用いた最大地動及び応答スペクトル推定式の提案
安中 正山崎 文雄片平 冬樹
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1997 年 24 巻 p. 161-164

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抄録
1988年1月から1996年3月までの気象庁87型強震計記録を用いて、地震の断層面の大きさを考慮した最大地動及び応答スペクトルの経験的推定式を提案した。マグニチュードの大きな12個の地震については、断層モデルから最短距離と等価震源距離を決定し、回帰に用いた。推定式は、マグニチュード5.0以上の地震に対して、距離 (最短距離あるいは等価震源距離) が500km以下の範囲の地点で得られた記録を用い、2段階回帰の方法により決定した。推定式は気象庁77地点の平均的な式であるが、第1近似的には支持基盤での地震動を予測する式として用いることが可能である。
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