抄録
本論文は大型せん断土槽 (幅11.6m, 高さ6.0m, 奥行3.0m) を使用する振動台実験におけるRC試験体の変形挙動を予測した結果を述べている. RC試験体を地盤厚さ4.5mの良く締った乾燥砂地盤に,(1) 土槽底版に完全固定,(2) 地盤中に設置, の2とおりの条件で埋設すること想定した. RC部材の降伏を確実にしたいとの観点から鉄筋降伏強度を2, 500kgf/cm2と設定した. 地盤とRC部材の非線形性を全応力履歴モデル, 軸力変動型トリリニアモデルによりそれぞれモデル化した. 解析の結果, 振動台加振能力範囲内の動的載荷によりRC試験体に塑性変形を与えることが可能なことを確認した.