抄録
2004年12月26日にスマトラ島沖で発生した大地震 (Mw=9.0) に伴う津波によって, インド洋の沿岸国にて大規模な津波被害が発生し, 大津波の脅威が連日にわたり報道された. また大規模地震では強震動による構造物被害の発生も予測されたが, 津波の発生前の地震動による被害状況の情報はほとんど皆無であった. そこで, 強震動による地盤災害と構造物被害の状況を把握するためにインドネシア共和国ナングロアチェ州バンダアチェ市にて被害調査を行なった. 調査に際して, 手動式のスウェーデン式サウンディング試験装置を持参し, 大きな地盤変状が見られた地点において地盤調査を行い地盤変状のメカニズムについて検討を行なった.