地震工学研究発表会 報告集
Online ISSN : 1884-8451
デジタル標高データを用いた大規模造成地の広域ゾーニング手法に関する検討
石田 栄介磯山 龍二塚本 博之末冨 岩雄
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2005 年 28 巻 p. 32

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抄録

斜面情報, 大規模盛土地盤情報, 人工改変地盤情報等, 地震災害への影響が大きいと考えられるがこれまであまり整備されてこなかったデータについて, 効率的かつ一定の精度で整備していく手法を開発する. 都市については土地条件図等の地形分類情報が整備されているが, 郊外や地方ではこれらの情報に乏しい場合が多く, 新たに整備する必要がある. 盛土位置を大まかに把握しようとした場合, 旧地形との比較が必要となるが, 旧地形を全面的にデジタル整備することは容易でなく, 絞り込みが必要である. 本論では, 市販DEM等, 全国的に安価に入手可能なデジタル情報を用いて大まかな人工改変地盤情報の整備必要領域を絞り込む手法, および, 斜面危険度を面的に整備する手法について検討を行う.

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© 社団法人 土木学会
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