地震工学研究発表会 報告集
Online ISSN : 1884-8451
地中埋設管の寸法と周面せん断力の関係に関する研究
森崎 啓佐藤 清竹内 幹雄小西 康彦佐伯 宗大中村 敏晴
著者情報
ジャーナル フリー

2005 年 28 巻 p. 46

詳細
抄録
地中構造物の地震時挙動を正確に再現する場合, 構造物と地盤間のすべり・剥離などの相互作用を的確にモデル化することが重要である. しかし, 比較的小口径の円形断面に対する合理的な耐震計算方法は必ずしも確立されていないのが現状である. そこで筆者らは, 下水道管 (φ500mm, 800mm, 1500mm, 3000mm) を対象に, 地盤条件, 寸法, 埋設深度, すべり・剥離効果の有無, 等に関するパラメータスタディを実施し, 管径の大小による影響の違い, すなわち寸法効果の解明 (特に, 地震時周面せん断力の影響) を試みた. その結果として, 径の大小によるすべり・剥離効果の寄与度と応力転化のメカニズムに対する知見を示した.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top