抄録
日本全国の高密度強震観測網 (K-Net, KiK-net, 気象庁95型震度計観測網) によるデータを用い, 距離減衰勾配の震源深さ依存性を考慮した式を用い, 減衰 5%の加速度応答スペクトル推定式の係数, 震源補正, 地点補正を決定した. 推定式は, 最短距離を用いた式と等価震源距離を用いた式の2つを設定した. 地震タイプを, A-1(深さ60km未満のプレート間地震), A-2 (深さ60km未満のプレート内地震), B (深さ60km~120kmの稍深い地震で主にプレート内地震, 関東の下で一部プレート間地震), C (内陸地殻内地震) の4タイプに分類し, 震源補正の地域的特徴を検討した. その結果に基づき, 地震タイプを考慮した推定式を提案した.