抄録
2004年新潟県中越地震では, 道路盛土の横断構造物あるいは橋梁の取付け盛土といった異種構造の境界部において沈下や段差が多数発生し, 交通止め等による交通阻害の要因となった. このような盛土の縦断方向の段差対策の取組みの姿勢として, 本研究では「縦断線形円滑化」の視点による対策工法の設計概念を提示している.
本研究では道路盛土の横断構造物 (ボックスカルバート) における段差対策としての縦断線形円滑化工法の研究開発の第1段階として, 3種類の既存工法について模型振動実験を行った. そして, 実験結果に基づいて, 縦断線形円滑化の視点から各工法の比較, 検証を行い, 3工法の差異および適用性を明らかにした.