地震工学論文集
Online ISSN : 1884-846X
ISSN-L : 1880-4624
動的応答が異なるピアにより構成される洪水吐の地震時損傷メカニズムと地震対策法の検討
有賀 義明
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2007 年 29 巻 p. 698-705

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抄録
洪水吐は, ダムの放流機能を担う施設であり, 地震時の機能喪失が許容されない重要な構造物に分類される. 洪水吐は, 動的応答特性が異なる部材や構造体によって構成されているため, 地震時には複雑な地震時挙動を示すものと考えられる. そのため, 的確な耐震性能照査を行うためには, 洪水吐の地震時挙動を正確に評価することが必要になる. 本研究では, 1994年北海道東方沖地震での既設洪水吐の実地震時挙動の再現解析を行い, 洪水吐のメカニズムについて考察した. 洪水吐では, 相対変位の発生が地震時損傷の大きな原因になっていることを示すとともに, 簡便かつ効果的に相対変位を低減・解消するための地震対策法について三次元動的解析に基づいて検討した.
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© 社団法人 土木学会
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