抄録
京都議定書のクリーン開発メカニズム (CDM) は, 先進国が開発途上国に資金と技術を移転し温室効果ガス削減プロジェクトを行って排出削減量の一部を獲得する制度である. 要件の一つである“途上国の持続可能な発展”の判断は, 非常に重要であるにもかかわらず途上国に一任されている. 一方持続可能性の評価については未だその手法が確立していない, 本研究は廃棄物分野にCDMを導入する場合に, 異なる特徴を持つ途上国の都市において持続可能性にどのような差が生じるかを明らかにすることを目的とする.また途上国の持続可能な発展が達成されるために考慮すべき事項を網羅的に取り上げ, それを基にして持続可能性を評価する手法を提案する.