環境システム研究論文集
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マテリアルフロー分析に基づいた建築分野における木材の炭素収支について
天野 耕二加用 千裕
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2004 年 32 巻 p. 57-63

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抄録
日本の建築分野における木材フローに基づいて, 建築木材に関わる炭素収支評価を試みた. 2000年に着工された日本国内の建築物に木材としてストヅクされた炭素量は379万t-C, これら建築木材に関わる森林放置木材や廃棄木材としての炭素放出量は429万t-C, 建築木材の生産および輸送過程における化石燃料起源の炭素放出量は297万t-Cと推定された. 伐採後の植林による炭素吸収量は, 建築物の平均耐用年数である30年を育林期間と仮定すると447万t-Cと推定され, 建築物の解体時に放出される炭素量を上回った.
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© 社団法人 土木学会
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