抄録
不法投棄量の90%以上が建設廃棄物由来であると報告される中で、建設廃棄物処理・処分に関する透明性・信頼性の確保が建設業界の最大の課題のひとつとなっている。建設廃棄物の徹底管理を目的に、電子マニフェストが導入され始めている。しかしながら、電子マニフェストには、「情報」(マニフェスト) と「物」(廃棄物) が分離する “情物不一致” の問題が引き起こされ、適正な廃棄物管理を阻害する要因となっている。本研究では、廃棄物の重量管理および追跡、全員参加と情報共有を重要な要素であると考え、導入のための管理情報拠点として “車載端末” を新規に開発した。これらの要素を統合した「建設廃棄物管理システム (CWMS)」は、“情物一致” を実現し、このシステムが不法投棄防止および適正処分推進のために効果的であることを示した。