環境システム研究論文集
Online ISSN : 1884-8125
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環境改善施策としての環境教育の有効性
稲垣 雅一林山 泰久阪田 和哉
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2006 年 34 巻 p. 105-115

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抄録
本研究は, 個人が現在偏重型選好を有する場合において.環境改善施策として,(1)『環境育による環境改善』,(2)『再生可能資源の利用・採掘時の環境負荷の減少』,(3)『財生産における再生可能資源の利用効率の上昇』といった3つの施策を検討した. その結果,(1) の環境教育による環境改善のみが, 環境改善に効果を発揮し,(2) と (3) の施策は, 社会厚生を増加させるものの, 環境改善にはっながらない可能性があることを示した.
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© 社団法人 土木学会
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