環境システム研究論文集
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周辺施設とのエネルギー相互利用に着目したESCO事業の効果に関する分析
吉田 登谷口 真澄井上 博甲谷 寿史平田 隆行
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2006 年 34 巻 p. 183-191

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抄録

これまでのESCO事業は単独施設を対象に実施されることが殆どであり, 施設によっては, 使い道がないため熱エネルギーを破棄するなどエネルギーの利用が非効率的であるなどの課題が認識されていた. 本研究では, エネルギーの相互利用という新たなアプローチの視点を加え, 岸和田市の市有施設と他官公庁系施設や民間施設との連携・エネルギーの相互利用による省エネルギーの可能性について分析を行った. 分析の結果, 施設間が連携して適正な排熱利用をおこなうことにより, 施設単体のESCO事業に比べてさらに省エネルギーを図りうる可能性があることを定量的に明らかにした.

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© 社団法人 土木学会
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