2006 年 34 巻 p. 9-19
自治体において環境基本計画を背景とした環境づくりが進んでおり, 計画の見直しや改訂を迎えている自治体も増加している. しかし, 環境パートナーシップ組織や環境行政において取り組まれている様々な活動が市民に与える意味や価値, また, 計画に与える影響・効果は十分に評価はされていない.
そこで, 本研究では計画の推進として策定後に市民参加型で実施されたワークショップに着目し, 滋賀県旧野洲町「環境フェスタ」と滋賀県彦根市「市民環境フォーラム」を事例としてワークショップの評価を行った. 地域性を重視するワークショップとテーマを重視するワークショップとして見たときの特徴を明らかにし, 今後の同様のプログラムにおけるあり方を明らかにした.