精密工学会学術講演会講演論文集
2002年度精密工学会秋季大会
セッションID: E34
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穴加工および穴形状精度の測定(2)
正面フライス型カッターを用いた大口径穴あけ
*島本 康介花崎 伸作藤原 順介宮本 猛
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抄録
通常,径の大きな穴あけは,順次直径の大きなドリルに切削工具を換えて,穴を繰り広げ,中ぐりが出来る直径になれば中ぐりで行うことが一般的である.しかし,この加工法は他の旋削,転削と比較して,加工能率が悪い.直径の大きな穴あけに対しては,正面フライス型カッターを応用した方法が考えられる.軸方向と半径方向に最も出張った位置に切れ刃があるカッターを用い,螺旋送りをかけることにより,幾何学的には大口径穴あけが可能である.ここで本研究では,幾何学的な検討を基に正面フライス型カッターを用いた大口径穴あけを行い,その際に発生する問題点を明らかにし,その解決策を見つけることを目的とする.
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© 2002 公益社団法人 精密工学会
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