抄録
高性能エンコーダは、光の反射及び遮光を繰り返すスリットを有するスケールと、受光素子の相対移動により得られる正弦波状の信号を内挿処理することにより、高い分解能と精度を得ている。これらエンコーダの性能を決定する要因として波形ひずみ、主に信号振幅の低下が挙げられる。本研究では、放射角を有するLEDを用いたエンコーダにおいて、スケールと受光素子の間隔が信号振幅の低下に与える影響を実験及び光線追跡シミュレーションにより解析した。その結果、受光素子とスケールの間隔と、照明光の照射角を考慮して受光セル周期を最適化することにより、信号振幅は約20%改善した。