抄録
粒子分散強化型Al-Si系合金は強度,耐熱性,靭性などに優れた材料であり,製品の軽量化が求められている家電産業,自動車産業などさまざまな分野で利用されている.しかしながら,第二相として含まれる粒子が原因で工具磨耗が著しいことが知られており,切削において粒子挙動を詳細に知る必要がある.そこで本研究では,Si粒子が存在するAl-Si系合金および急冷凝固粉末アルミニウム合金に注目し,粒子径,マトリックス強度を変えた被削材に対してSEM内二次元切削を行い,その場観察,切削力測定,画像処理による被削材変形測定などにより切削機構を調べた.