抄録
硬脆材料の加工法の1つに外周刃切断加工法がある。本加工法では切断代の減少を図るため薄刃化が望まれているが,使用するブレードが薄いほど加工時のブレードの弾性変形により加工表面のうねりや加工エッジ部のチッピング等,加工精度の低下·欠陥が生じる問題点がある.そこで,本研究では更なる高精度,高能率化を目指すために,工作物に上下方向の低周波領域の振動を付加し切断加工を行った.本報告では0.12mmの薄刃ブレードで加工を行い,切断抵抗·加工精度について評価·検討し,それらの結果を元に厚さ0.12mmのブレードを2枚使用するマルチカット方式で切断加工を行い,その可能性について検討を行った.