抄録
回転機械には危険速度が存在することが知られている。回転機械をモデル化した簡単な(細い軸に円板を取り付けモータにより高速に回転させる)装置を用いて軸を回転させると単純な理論では予想できないような挙動を示す。すなわち、予測される回転数において必ずしも共振を起こすとは限らず、ベアリングやカップリングなどの機械要素に左右されることが予想される。第1報ではカップリングの種類と危険速度の関係を報告したが本報ではカップリングの剛性に着目し、曲げ、せん断、ねじりの各剛性と危険速度の変化を円板の軸上の位置をパラメータとして計測した結果について報告する。結果的には、円板の位置によらず危険速度は剛性に左右されにくいことが判明した。この理由としてはベアリングの存在が考えられるのでこれについても考察を行う予定である。