精密工学会学術講演会講演論文集
2004年度精密工学会春季大会
セッションID: I06
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塑性加工と射出成形の高精度化(2)
100kgf級高張力鋼板の絞り加工の開発
*福井 雅彦板橋 伸卓菅沼 俊治
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抄録
成形機の加工速度と発熱温度との関係を求めるために,ダイス速度を変更すると発熱温度が上昇し潤滑剤が切れる.これは加工発熱に関係すると共に焼付き,金型寿命に大きく影響する.一方,ハイテン材の曲げ,絞り加工で加工時に見られるスプリングバックや面ねじれ等についても成形時の残留応力を調べることにより,その起因を応力とスプリングバック量との関係の定量化を試みる.このことから本研究では,100kgf級高張力鋼板の多段絞りの実用化を可能にするための加工工程,またスプリングバック等を考慮し設計についても模索解明する.
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© 2004 公益社団法人 精密工学会
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