精密工学会学術講演会講演論文集
2007年度精密工学会春季大会
セッションID: E84
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実体模型操作と3次元画像表示の統合に よる顎矯正手術支援システム
下永吉 達成*青木 義満不島 健持小林 優
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抄録
本論文では,下顎骨切り術に伴う下顎骨 と咬合状態の変化を同時に把握し,最適な位置決めを実現するための 外科矯正手術支援システムを提案する.実体歯列模型を 操作して最適 な咬合位置を決める歯列模型操作部と,同時に実時間表示される骨格 3次元CT像(3次元画像表示部)を統合することで, 骨格形態と咬合状態の改善を考慮した下顎の位置・姿勢を決定するこ とを可能とした.実体模型の物理的な操作と仮想的な3次元画像表示を融合することにより,複合現実感を伴う手術シミュレーショ ンシステムを構築し,外科医と矯正医の間で最適な手術計画を立案す るためのコミュニケーションを支援する.実際の手術 対象症例に対し ての適用実験を行い,提案システムの有用性を示した.
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© 2007 公益社団法人 精密工学会
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