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鍋野 正幸, 小林 正和, 東 正毅
セッションID: A01
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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概念設計における決定事項は,以降の開発業務に対し非常に大きな影響を持つことが一般的に知られている.一方で,既存のCADシステムは,機能情報の処理を供給していないため,機能情報を多く含む概念設計業務を十分に支援しているとはいえない.それに対し本研究では,機能情報の処理能力に加え機能設計と形状設計の間に陽的な関係をシステムに供給することで,概念設計における開発業務を支援するシステムの構築を目的とする.
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清水 勇喜, 岩崎 稔, 山下 祥盛, 秋庭 秀樹
セッションID: A02
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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デジタルエンジニアリングを活用するために,3Dモデル作成時間の短縮が必要となっている。そこで,本研究では,設計パラメータを入力することによって流体機械の3Dモデルを自動生成可能なシステムを開発し,このシステムを用いて既存モデルを短期間に生成できることを確認した。
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松木 則夫, 古川 慈之, 木村 文彦
セッションID: A03
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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立体形状の稜線や頂点に丸みをつけるブレンド面は、NURBSなどのテンソル積型の曲面により表現されるのが普通である。しかし、これらテンソル積型の曲面表現では、隣接面がG1連続である頂点において、特異点となり計算が不安定になる問題が起こる。本研究では、この問題を解決するために、テンソル積型の面ではなく、明示的な曲面形式を持たず曲面を表現する方法(手続き的手法)でブレンド面を表現する手法を提案する。
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山口 瞳, 倉賀野 哲造
セッションID: A04
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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デザインの発想支援を目的とし,線分群に基づくNURBS曲線の生成方法について提案する.手描きスケッチから線分群を生成し,各線分に対し位置と接線方向を指定し,NURBS曲線を生成する.線分の数とNURBS曲線の制御点の数により,未知数の数と方程式の数が一致せず,Underdetermined SystemやOverdetermined Systemになる.これらの場合の解法を示し,さらに,線分群に基づくNURBS曲線の生成例を示す.最後に,手描きスケッチからNURBS曲線の生成例を示す.
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コーナー頂点の作成
井上 弘武, 東 正毅, 大家 哲郎
セッションID: A06
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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現在の工業製品の多くは,複雑な曲面を持っている.そこで,製品を表すために,四辺形メッシュに代わり三角形メッシュが用いられてきており,これを補間して作成した曲面を用いて複雑な形状が表現される.前報で,三角形スプライン曲面の連続性を部分的に制御することで,折れや立ち消え稜線を作成する方法を提案した.本報では,三角形スプライン曲面の連続性を制御し,折れ線が集まるコーナー頂点を作成する方法を提案する.
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曲率最適化のアルゴリズム
Salvi Peter, Varady Tamas, 鈴木 宏正
セッションID: A07
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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After reviewing different approaches, a new algorithm is presented for fairing B-spline curves and surfaces. It is based on a novel fairness measure, which is derived from a notion called ″target curvature″. The target curvature is computed from the not-yet-faired curve or surface automatically, but with optional user-interaction to make it flexible. The method itself is parameter invariant and local. We introduce two implementations, a slower, iterative method emphasizing locality and a faster algorithm involving discrete integration and fitting. The results are illustrated by a few examples.
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小林 左千夫, 木村 文彦
セッションID: A08
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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曲線・曲面を工業的に利用する際に重要である幾何学的な性質の代表例としては,曲率分布が挙げられる.しかし,現状のCAD/CAMで利用される曲線,曲面の生成手法では,曲率分布を制御することは難しい.本研究では機械運動やNC加工などを対象として考え,曲率分布の変化を制御した曲線の生成を提案する.曲線は,離散曲線を基礎とした最適化手法によって生成され,また,平滑化も同時に考慮される.
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特徴保存の精度向上に関する検討
大家 哲朗, 杉浦 哲郎, 東 正毅
セッションID: A09
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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3Dスキャン装置等を用いたリバースエンジニアリング技術が注目を集めているが,そこではメッシュデータに含まれるノイズを除去するための平滑化技術が必要とされている.我々はこれまでに離散ラプラシアンと異方性を用いた特徴保存平滑化手法を提案している.本報告では,特徴保存の精度向上にのためにフィルタの選択やパラメタの自動調整を行い,柔軟かつ高精度な特徴保存平滑化手法とした検討結果を提示する.
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第一報 Out-of-Core法による距離場生成手法
道川 隆士, 辻 研一郎, 鈴木 宏正
セッションID: A13
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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本報では、大規模なボリュームモデルから距離場を生成する手法を提案する。本手法は、ボリュームモデルをクラスタと呼ばれる小さなボリュームモデルに分割することから始まる。そしてクラスタに対して局所変換 (LDT) とクラスタ間伝播 (ICP) を繰り返し行うことで距離場を計算する。さらに我々は、LDTとICPの実行回数ができるだけ少なくなるようなLDTの順序決定アルゴリズムを提案する。本報では、10億セル以上もある大規模ボリュームモデルに対して距離場が計算できることを示す。
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第二報 Out-of-core法に基づく測地距離の計算およびクラスタリング
辻 研一郎, 道川 隆士, 鈴木 宏正
セッションID: A14
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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本報ではOut-of-core法をもとにした測地距離の計算およびK-meansクラスタリングについて提案する。本手法はOut-of-core法による距離場生成手法の応用である。これらの手法を用いることにより、今までRAMの限界により扱うことができなかった大規模なボリュームデータに対して測地距離計算およびクラスタリングが可能になることを示す。
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古川 慈之, 徳永 仁史, 澤田 浩之, 松木 則夫
セッションID: A15
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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近年、メッシュ形状が有する微分幾何的性質を満たしながら変形する手法の研究が活発に行われている。そのような形状変形手法では、ユーザが任意に変形のハンドルや制約を与えることができる場合が多い。しかし、現実のモノを念頭に変形を行う場合には、ハンドルや制約には形状から暗黙的に決まる機構的制約が存在すると考えられる。本研究では、このような機構的制約を導出し、それを用いた変形を実現する手法について述べる。
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増田 宏, 小川 健太
セッションID: A16
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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メッシュモデルの変形では、サーフェスベース法とボリュームベース法が知られているが、これらはトレードオフがあり、単独では、設計制約を満たしながら複数部品を同時に変形することは困難である。本稿では、これらの変形法を組み合わせることで、複数部品をインタラクィブ変形するための手法について示す。
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川島 真一, 小林 義和, 白井 健二
セッションID: A18
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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広領域に適用できるテクスチャ生成システムを開発した。テクスチャの生成に実測の三次元データを用いることにより、これまで問題となっていた微細な表現を可能とした。顕微鏡型表面形状測定機による狭領域の形状データを基に、スティチングにより複数のデータを重ね合わせることによって、一つの広い領域を生成する。これをもとに、テクスチャをパッチベースで合成し、任意の領域を生成した。
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反射・回転対称性の認識とその表現
山下 憲史, 溝口 知広, 金井 理
セッションID: A19
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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測定データなどのようなノイズの入った3Dメッシュモデルから,反射・回転対称性の認識とセグメンテーションを行い,その結果をツリー構造でコンパクトに表現することを提案する.さらにこのツリー構造表現とCADのモデリング操作手順の対応付けを行い,測定データやノイズの入ったデータなどから,より品質の高いコンパクトなCADデータを再現する手法を開発する.
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石原 啓, 向井 伸治, 古川 進, 清水 誠司
セッションID: A20
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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3次元形状の類似比較は、実用的に考えると全体形状よりも部分形状へのアプローチが重要であるといえる。本研究は、3次元立体の特徴部分の類似性を判定する方法を提案する。手順は、まず、抽出されたフィーチャの依存関係グラフを作成し、その構造を比較する。次に、その比較結果を利用して特徴部分の詳細な比較を行う。本手法では部分的に曲面化された形状も比較できる。類似検索システムを試作したので併せて報告する。
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伊達 宏昭, 小野里 雅彦, 金井 理
セッションID: A21
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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本研究では,2つのメッシュ表面間に連結要素を挿入し,それを単純化することでメッシュを結合するメッシュ結合手法を提案してきた.本報では,既提案手法を利用したメッシュモデルの集合演算手法を提案するとともに,メッシュ集合演算手法,並びに,FEM用マルチレゾリューション技術を利用した,従来のソリッドモデリングの代表的な形状操作をメッシュレベルで実現する解析用メッシュモデリング手法を提案する.
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藤田 亮恭, 道川 隆士, 藤森 智行, 鈴木 宏正
セッションID: A22
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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ボリュームデータをデジタルエンジニアリングで活用する際に、従来は物体全体に対して等値面生成手法など単一のモデリング手法が適用されてきたが、物体各部の形状によって異なるモデリング手法を用いることが望ましい。本論文では、ボリュームモデルを次元別に分解しモデリングする手法を提案する。また、その結果に影響を与えるスケルトンについて、表面ノイズの含まれるデータにも有効なスケルトン化手法についても提案する。
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溝口 知広, 伊達 宏昭, 金井 理, 岸浪 建史
セッションID: A24
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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近年,産業用X線CTの普及により,機械部品からの測定メッシュモデルが入手可能となった.本研究では,これらのメッシュからCADモデルを構築するための,region growingとregion mergingを併用した,フィッティング誤差が最小かつ領域数が最小となる,最適メッシュセグメンテーション手法を提案する.本手法では,メッシュに含まれる測定ノイズに対してロバストに,解析曲面で適切にフィッティング可能な領域の抽出が可能である.
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宮川 俊樹, 新納 啓寿, 角田 将一, 齋藤 貴嘉, 増田 宏, 田中 一郎
セッションID: A25
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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測量用のレーザスキャナ装置では、大規模なプラント設備の計測も可能である.プラントには多数の部品が混在しているため,部品や構成面への分割が必要となる.しかし,点群の誤差は大きく,その近傍点情報の信頼性は低い.また,全データをメモリ上に乗せるのは困難なため分割処理が必要となる.我々は,点群を球面座標に写像し,画像空間と3D空間を関連で付けてセグメンテーションを行う手法を開発したので,それについて報告する.
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橋本 慧, 小林 義和, 白井 健二
セッションID: A26
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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広領域にわたる複雑形状の加工物を作成するためのCAMソフトウェアを開発し、加工実験、評価を行った。これは表面テクスチャの規則性に注目し、同じ形状ごとにCLデータを1つ算出し、このCLデータを表面テクスチャに対応して移動・回転させながらマッピングすることにより、表面全体を計算することなくCLデータを求める手法である。この結果、規則的なパターンを有するテクスチャを精度よく加工できる見通しを得た。
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市川 大, 槙塚 琴美, 伊達 宏昭, 小野里 雅彦, 金井 理
セッションID: A27
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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テクスチャシンセシスは,サンプルのテクスチャの特徴を維持しながら自由にリサイズする技術を指し,テクスチャマップを利用したモデルの外観向上に有用であり,画像データを対象とした研究が多く行われてきた.本研究では, Kwatraらの提案したエネルギ最小化に基づくテクスチャシンセシス手法を拡張し,不規則点群で表現された微小凹凸テクスチャに対する新しいテクスチャシンセシス手法を提案する.
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池田 龍太, 青山 英樹
セッションID: A31
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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三次元CADシステムは,設計する形状がシステムのもつ形状定義機能に制約される問題が指摘されている.また,設計者はラフなスケッチを描きながらアイディアの具現化を行うので,ラフなスケッチから自動的に三次元形状がモデル化されるならば,その効率の向上を図ることが可能となる.本研究では,機能部品設計を対象とした三次元CADシステムの開発を目指し,スケッチ入力を基礎とした形状定義方法を提案する.
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把持容易性評価に基づく把持姿勢最適化手法の開発
遠藤 維, 金井 理, 岸浪 建史, 宮田 なつき, 河内 まき子, 持丸 正明
セッションID: A32
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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本研究は,多様かつ高精度なデジタルハンドモデルを用い,製品の把持操作姿勢を求め,UI操作時の手指動作をシミュレーションするシステムの開発を目的とする.本報では,前報までに提案した把持容易性評価手法に基づき,製品に対するデジタルハンドの把持姿勢を,遺伝的アルゴリズムを用いて最適化する手法について述べる.
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堀内 聡, 金井 理, 岸浪 建史, 城間 祥之, 菊田 幸明
セッションID: A33
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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IT機器の高機能化・多機能化に伴い、ユーザインタフェース(UI)部のユーザビリティ評価の必要性が高まっている。本研究では、これまで3Dデジタルプロトタイプを用いたユーザビリティ評価システムの開発を行ってきた。本報では、これに認知的ウォークスルー法を取り入れユーザへの質問の自動化を計ることで、UI操作上の問題点検出に加え、ユーザの認知モデルを基に問題の発生原因を統計的に導出可能なシステムを提案する。
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高橋 秀智
セッションID: A34
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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携帯情報機器の開発では,現在の環境では把持性や操作性の評価が困難なため,試作,評価,修正の繰り返しが必要で,効率的化が必要である.そこで,本研究では,視覚の触覚に対する優位性を利用した実体インタフェースを備えた拡張現実感システムを開発し,開発の効率化を図る.本報では,システムの概要と実体インタフェースと仮想モデルの連動環境について述べる.
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t-FFDの適用
大坪 克俊, 小林 一也
セッションID: A36
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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本研究の第1報では、TGMの位相変化を伴う変形を任意の三角形メッシュの切断および接合に用いたバーチャルクレイモデリングを提案し、既存の3次元形状を用いた設計支援について有効性を論じた。 本報では、本手法の変形インタフェースに、以前我々が提案した三角形メッシュの変形手法であるt-FFDを適用することで、より効率的且つ安定に変形を実現する手法を新たに提案し、実行例を基にその有効性を論じる。
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補正下着による変形予測
市澤 太朗, 小林 一也, 大坪 克俊
セッションID: A37
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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有限要素法を用いる変形シミュレーションは、正確な結果を得られる反面、計算量が多くリアルタイム変形を行うには様々な工夫が必要となる。これまで本研究室ではt-FFDとテンセグリックモデルを用いることによって柔軟物質の外力による変形の擬似的なシミュレーションを行ってきた。本研究ではこれらの手法を用いた人体形状の変形手法について検討する。
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六面体の集合を用いたハンドル自動生成と形状制御
水野 学, 伊達 宏昭, 小野里 雅彦, 金井 理
セッションID: A38
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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本研究では,メッシュモデル再利用による製品設計効率化を目的としたメッシュモデルパラメトリック変形手法を提案してきた.本報告では,パラメトリック変形のハンドルに六面体の集合を用いることで,望まれる変形と変形対象の形状に適したハンドルを自動的に生成する方法を提案する.本手法を用いることで,パラメトリック変形における変形可能対象が増え,また,平面を拘束するなどのメッシュモデル形状制御が可能となる.
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カーブ定規の拘束条件の追加と美的曲面の生成に関する検討
大家 哲朗, 東 正毅
セッションID: A39
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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自動車などの工業製品では,その性能や価格とともに,美的価値が重要となっている.本研究室では,デザイナの意匠設計を支援するための手法としてカーブ定規による曲面の生成法を提案してきている.本報告では,前報で提案した定規曲面生成法に異なる拘束条件を付加し,さらに表現能力を向上させ,その適用結果を提示する.また,美的曲面を生成するための,ガイド線や定規パラメタの条件についても検討した.
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中塚 暁志, 青山 英樹
セッションID: A40
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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本研究では,建材や工業製品の外装などに用いられるシボと呼ばれる形状のデザインシステムの開発を行った.本システムでは,現在のシボデザインにおいて,人工皮革,梨地といった自然物のコピーが多いことを考慮し,自然な印象を与えることを重要な仕様として考え,フラクタル,1/fゆらぎという概念を導入している.また,このフラクタル,ゆらぎのパラメータを制御することで様々な印象を与えることを可能とした.
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曲面生成
松崎 幸一, 鈴木 宏正
セッションID: A44
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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我々は測定データの取り込みからNURBS曲面生成まで一貫して自動的に処理するリバースエンンジニアリングソフトを開発している。 [第1報][第2報」において、CADのモデリングに近い面構成(セグメンテーション)を効率的に得る方法について述べた。本報では得られたセグメントから曲面(基底面)を生成する手法を述べる。 セグメント形状は一般に非4辺形になっていることから、まずセグメントを覆うように基底面を張り、次にセグメント境界でトリムしてセグメント内部を有効化する必要がある。より品質の高い曲面を得るためには、基底面の(1)uv方向の向き、(2)セグメント外部の形状決定が問題となる。我々は[第2報]で提案したNPPSをもちいてこの問題を解決した。
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近藤 聡, 赤木 康宏, 北嶋 克寛
セッションID: A45
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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近年,ネットショッピングの利用により,実際に店舗に出向くことなく靴を購入する機会が増えてきているが,その一方で,一般的な靴は標準的な足形状を基に設計しているため,適合性の予測が難しいという問題がある.それを考えると,仮想空間上で足形状モデルを利用して,靴と各個人の足との対応を取ることができると便利である. そこで,多方向から撮影した複数枚の足画像を利用して,誤差の小さい足形状モデルを手軽に得る方法について提案・評価を行った.
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米澤 信, 赤木 康宏, 北嶋 克寛
セッションID: A46
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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本研究ではリアルタイムに大量の草オブジェクトを描画する手法を提案する.描画の際にはモデル簡略化手法としてLOD(Level of Detail)を用い,視点から遠く離れて小さく描画される草はビルボードで表現し,ポリゴン数を減らす.描画した草には風で揺れるアニメーションをさせることで,簡素な形状の草モデルを用いて計算量が少ないながらも背景として違和感のない草原を描画することができる.
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川地 克明, 木南 朋久, 持丸 正明, 橋田 学, 河内 眞紀子
セッションID: A47
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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グラス内に注がれたビールの泡立ちは、注ぎの動作によってその性質が変化する。ビールの設計における再現可能な泡の評価法を開発することを目的とし、様々な注ぎの動作とこれによって生じたビールの泡の性質とを測定し、これらを動作の類似度に基づく注ぎ動作の分布図上に配置することによって動作と泡質との関係を明らかにした。
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工具寿命に及ぼす低切削速度の効果
安井 平司, 篠崎 烈
セッションID: A62
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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先の研究で,コーティングバイトを用いたチタン合金の超精密切削において,切削速度1m/min以下の低切削速度で加工することにより,仕上面粗さ100nm(P-V)以下の仕上面が得られることを確認している.本報告では,低切削速度が工具寿命に及ぼす影響を実験的に検討した.低切削速度でチタン合金を超精密切削することで,工具摩耗が減少し,切削距離6,000m程度まで仕上面粗さ150nm(P-V)以下の仕上面が得られたので報告する.
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コーティングバイトの刃先摩耗状態と仕上面粗さの関係
安井 平司, 遠山 朗
セッションID: A63
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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先の研究において,難削材の超精密切削加工に有用なコーティングバイトの刃先形状測定を行い,バイト刃先は非常に短い切削距離での工具摩耗により平滑化され,良好な切れ刃先端形状へと変化することがわかった.本研究では,引き続き,超精密切削用バイト刃先の基礎的検討として,コーティングバイトの刃先摩耗状態と仕上面粗さの関係について実験的に検討した.
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安井 平司, 坂本 竜司郎, 山本 雄記
セッションID: A64
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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先の研究で,立軸超平滑研削加工法をアルミニウム合金の研削加工に適用し,砥石切込み量を小さくすることで, 3次元最大粗さで,Hy(3D)=100nm(Ry)を下回る高平滑な面を加工し得た.本研究では,アルミニウム合金の超平滑研削加工を目的に,超平滑立軸研削法における条件が,アルミニウム合金の仕上面粗さに及ぼす影響を実験的に検討した.
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小田喜 敏美, 安井 平司, 冨田 進
セッションID: A65
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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近年、工業製品の高精度化・高平滑化への要望は増加している。また、高品位製品を可能とする加工技術開発への期待も増している。その中で、研削加工による高品位平滑面の生成においては、超砥粒砥石による超精密加工が行われている。本報告では、通常の研削加工に用いられる粒度170のレジンボンドcBN砥粒砥石を用いて、機械構造用炭素鋼(S45C)の平面トラバ-ス研削加工を行い、仕上面生成に及ぼす供給油剤の影響について検討を行った。
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定圧研削における除去速度の定式化
澤 武一, 長渡 康幸, 幾瀬 康史, 海野 邦昭
セッションID: A67
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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本研究では,ファインセラミックスの被研削性の評価基準として,定圧研削時の除去速度を用いる方法を考案し,研削加工モデルを考え,定圧研削における除去速度の定式化を行った.さらに,加工モデルから導いた計算式の妥当性を検討するため,各種ファインセラミックスを定圧研削し,除去速度と被研削材の機械的性質の関係を実験的に検討した.その結果,加工モデルから導いた計算式により算出した値と実験値は,ほぼ一致することが確認でき,ファインセラミックスの被研削性は,機械的性質に基づき,その定量的な傾向が予測できることがわかった.
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安井 平司, 大塚 真吾, 永田 智彦, 山口 寛太
セッションID: A68
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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近年筆者等は,ガラス磁気ディスク基板の超高圧力・超高速度ポリシング加工を行っている.磁気ディスク基板のポリシング加工機構を検討するために,ポリシング抵抗を把握することは重要な事柄である.本研究では,各種ポリシング条件におけるポリシング抵抗を実験的に検討した.
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単結晶SiC表面研磨の試み
久保田 章亀, 八木 圭太, 村田 順二, 原 英之, 宮本 士郎, 三村 秀和, 佐野 泰久, 山内 和人
セッションID: A69
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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次世代パワー半導体素子用材料として,ワイドバンドギャップ半導体であるシリコンカーバイド(SiC)が注目されており,Siの性能を超えるSiC素子の研究開発のためには,SiC基板加工技術の高度化・高精度化が必要とされている.現在,われわれはCMPに代わる新しい平坦化加工法(CAtalyst-Referred Etching:CARE)を提案し,研究を行っている.本報告では,鉄触媒を使った単結晶SiC表面の研磨可能性について報告する.
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杉 正夫, 松村 一平, 田村 雄介, 太田 順, 新井 民夫, 高増 潔, 鈴木 宏正
セッションID: A73
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
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我々は,卓上作業を物理面,情報面の双方から支援するシステムであるAttentive Workbench(AWB)を提案している.本発表では,Attentive Workbenchによって実際の組立作業を物理的に支援し,有効性を検証するための実験を行う.作業者に製品を連続して組み立てさせ,物理的支援の有無によって作業効率がどのように変化するのかを調べる.
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松村 一平, 杉 正夫, 田村 雄介, 太田 順, 新井 民夫
セッションID: A74
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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本研究では、セル生産における組立作業マニュアルに動画を利用し、作業者に必要な情報をよりわかりやすく提示することを目指している。本発表では、より直感的に理解しやすくするために、組立作業者の手を動画に導入する。部品とともに作業者の手が表示される場合と、部品のみで手が表示されない場合のマニュアルをそれぞれ作成し、作業時間や主観評価によって比較する。
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動きのある作業環境での評価方法の構築
飯田 文明, 小谷 潔, 杉 正夫, 太田 順, 新井 民夫, 高増 潔
セッションID: A75
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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人の生産活動を支援するためには,人の状態をモニタして支援状況にフィードバックする必要がある.副交感神経活動は作業者における快適性や集中度の指標として用いられており,本研究室では呼吸位相領域で心拍変動を解析することで高精度に副交感神経活動を評価する方法を開発し,生体にかかる負荷を制御するなど,その有用性を示してきた.本報では,動きのある作業環境での副交感神経活動を評価する方法を構築し,評価を行う.
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トレイの高度化とプラテンの拡張
吉田 敬亮, 高増 潔, 小谷 潔, 陳 欣, 妹尾 達也
セッションID: A76
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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製作・実験を行った歯車車輪式平面移動機構について精度・速度といった面での改良を行うために、利用する歯車、モータ、電池といったものに関して改良を行い考察を行った。さらに、移動する範囲がプラテンの上に限定されてしまうため、移動範囲の拡張を行うためにどのような手法が最適かという点について実験・検証を行った。
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田村 雄介, 杉 正夫, 太田 順, 新井 民夫
セッションID: A78
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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我々は,卓上作業を行う作業者を複数の自走式トレイ等によって支援するシステムとして,Attentive Workbench (AWB)を提案している.本研究では,AWBにおいて作業者の視線を計測,利用することによって,複数の自走式トレイに搭載された様々な物体の中から,作業者が必要としている物体を正確かつ迅速に推定するための手法を提案する.
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水井 研吾, 木村 文彦
セッションID: A79
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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人間が直接操作するヒューマンインタフェースの設計において、操作時に人間が受ける感覚は重要な評価項目の一つである。そこで本研究では、ヒューマンインタフェースの設計支援を目的として、力覚デバイスを用いた力覚インタラクションを実現することによって、設計初期段階においてヒューマンインタフェースの機構挙動を評価する手法を提案し、具体例でその有効性を検証することを目的とする。
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権 昌根, 加藤 秀雄, 橋本 宣慶, 樋口 静一, 大川 一也
セッションID: A80
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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安全な手溶接技能習熟を目的とした仮想現実感装置が開発されている.本報では,それによる,より効率的な習熟のための教示データについて検討している.具体的には,多くの熟練技能者による実溶接における溶接棒先端と溶接棒ホルダの動きを,CCDカメラと6軸アームを用いて測定し,分析を行っている.
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土田 峻史, 小野里 雅彦, 田中 文基, 伊達 宏昭
セッションID: A81
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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作業空間内での発話の内容を文章や音声で保存する場合,後で記録の確認を行う人物は会話中の直示表現が表している対象を理解することができないことが問題になる.そこで本講演では,会話中に指示詞が用いられた際,指示詞の称による対象物推定と,発話者の位置と向き情報による対象物推定を組み合わせ,仮想作業空間内で指示対象を特定する手法を提案する.また,その手法を実装したシステムの試作を行った.
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佐野 定男
セッションID: B01
発行日: 2007年
公開日: 2007/09/01
会議録・要旨集
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リニアモータやモーションコントローラなどの要素技術の開発をベースに、ナノ放電 やナノマシンさらにハイブリッドワイヤを開発して新市場の開拓の促進を狙う。
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