精密工学会学術講演会講演論文集
2007年度精密工学会春季大会
セッションID: I43
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分子動力学法による原子摩擦異方性の解析
*清水 淳周 立波江田 弘
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抄録
著者らは,原子摩擦異方性を明らかにするため,カンチレバの剛性を考慮した簡単なモデルによる原子摩擦の3次元分子動力学シミュレーション試みてきた.本報では,Cu{100}完全表面の<100>,<110>,<210>方向のスキャンないしすべりを対象として検討を行なった.その結果,Cu{100}完全表面に対する摩擦マップを提案した.また,摩擦係数はスキャンないしすべり方向や位置に大きく影響を受けるものの,原子スケールのスティックスリップ現象の形態によって分類できることを明らかにした.
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© 2007 公益社団法人 精密工学会
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