精密工学会学術講演会講演論文集
2007年度精密工学会春季大会
セッションID: I44
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分子動力学法による多層カーボンナノチューブの機械的特性の解析
*林 賢治田中 宏明島田 尚一
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抄録
カーボンナノチューブは,各種の機能性材料として,期待されているが,機械的特性は十分には解明されていない.そこで本研究では,分子動力学法により,多層カーボンナノチューブの層数や構造の違いが引張り強さ及び座屈荷重に及ぼす影響を解析した.その結果,引張り試験ではアームチェア型が一番強く,圧縮試験ではジグザグ型が一番強くなった.また,引張りでは多層の方が単層より強く,逆に圧縮では単層の方が強くなった.
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© 2007 公益社団法人 精密工学会
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