精密工学会学術講演会講演論文集
2008年度精密工学会春季大会
セッションID: C62
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拡散機構に基づくダイヤモンド切削工具の研磨
*岡田 考介樋口 誠宏山口 智実島田 尚一
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抄録
現在のダイヤモンド切削工具の機械研磨法は,ダイヤモンド表面にマイクロクラックを生じさせてしまう.それゆえ,炭素原子のニッケルへの拡散原理に基づく研磨法について検討した.具体的には,工具すくい面を真空中で523Kの温度に加熱したNi板に接触させた.その結果,工具表面の研磨ができることがわかった.しかし,熱化学研磨した工具での銅の切削において,切れ刃にチッピングが頻繁に発生し,寿命が短くなることがわかった.
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© 2008 公益社団法人 精密工学会
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