放電によるコーティング技術の成膜メカニズムに関する考察

抄録

パルス放電を利用したコーティング技術（MSCoating）を開発した。本技術は粉末成形体やポーラス焼結体等から成る特殊な電極材料が、微小単位で連続的に基材側に溶融移行することにより被膜が形成される技術である。本報では、単発放電により形成された被膜と、連続した放電の発生に伴って被膜が徐々に堆積していく様子を観察し、MSCoatingの成膜メカニズムについて考察した。