抄録
三次元加工においてボールエンドミルの回転中心刃を用いた場合、切削条件や切れ刃位置によっては、切削速度が0または負になり適正な切削が行われないためにバリやむしれが生じたり、削り残しが生ずるなどによる加工面品位の低下が問題になる。鉄系材料にcBNボールエンドミルによる超精密加工を適用するため、ダイヤモンドパウダーが埋め込まれた鋳鉄製定盤を用いた研磨による切れ刃の粗さ改善や切れ刃先端位置の改良を施したボールエンドミルを用いて、ドライおよび潤滑条件で同工具の焼入れ鋼に対する切削実験を行った結果を報告する。