精密工学会学術講演会講演論文集
2012年度精密工学会秋季大会
セッションID: B67
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エンドミル加工時の工具摩耗による切削力の増大を考慮した加工誤差予測
実切削距離の推定と切削力係数のモデル化
*西川 隆敏菊田 敬一筒本 隆博金子 順一
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抄録
工具が摩耗すると切削力が増大するため加工誤差も増大する.本研究では,工具切れ刃位置毎の実切削距離を計算し,切れ刃後退量と切削力増大量を実切削距離の関数としてモデル化し,加工誤差を予測する手法を提案する.本手法をラジアスエンドミルによるS55Cの加工に適用した結果,切削の進行に伴う誤差の増大を精度良く予測できた.また,予測に基づく工具経路の修正により,最大49μmあった加工誤差が7μmに低減した.
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© 2012 公益社団法人 精密工学会
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