抄録
ダイナミック・ストークス偏光計を用いた動的複屈折計測法の開発の第2報.近年,高機能高分子材料内部構造変化に対する動的2次元複屈折計測需要が増加している.多様な手法が既に提案されているが,動的あるいは2次元計測適用に課題がある.本研究では動的2次元複屈折計測法を確立し,その実用化と応用展開を試みる.隣接画素に異なる方位の偏光子を実装した高速エリアセンサを用い,ストークス偏光計のアルゴリズムを適用する.これらにより従来比100倍の計測速度実現性を確認した.今回,光学系の改良によって更なる計測分解能の向上を行ったので報告する.