精密工学会学術講演会講演論文集
2013年度精密工学会秋季大会
セッションID: J64
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電界非接触撹拌技術を用いた抗原抗体反応の迅速メカニズムの解明
*中村 竜太加賀谷 昌美赤上 陽一池田 洋南谷 佳弘南條 博
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抄録
従来、免疫組織染色は静置法において,抗原抗体反応時間は90分を要している.そこに,我々が開発した電界非接触撹拌技術を用いることで10分に短縮することが可能であると確認できた.本研究では,電界非接触撹拌技術が抗原抗体反応をいかにして迅速化させるのか,その機序について検討した.その結果,従来法に比べ,溶液中の抗体の速度が加速され抗原との接触頻度が向上し,染色反応が加速される機序を有しているとわかった.
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© 2013 公益社団法人 精密工学会
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