精密工学会学術講演会講演論文集
2014年度精密工学会春季大会
セッションID: J39
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油浸漬処理超硬工具の摩耗低減メカニズムの検証
工具表面の化学的変化の検証
*静 弘生酒井 克彦岩倉 和正
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抄録
超硬工具に油浸漬処理を施すことで摩擦係数の低下及び逃げ面摩耗の低減が明らかになっている. これまでのEPMA分析の結果から, 油浸漬処理によって工具表面の炭素量が増加することや, 硫黄が付与されることが明らかになっており, これらが摩擦係数の低下に影響していると考えられる. 本研究では超硬試験片とバインダの主成分であるコバルトに対して, XPS等を用いて油浸漬処理による工具表面の化学状態の変化について検証した.
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© 2014 公益社団法人 精密工学会
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