抄録
我々が開発したパッシブ型s-SNOM (scattering-type Scanning Near-field Optical Microscope) は,外部照射を必要とせず,空間分解能20 nmにてTHzエバネッセント波 (波長15 μm程度) を検出可能である.本研究では,検出波長近傍に光学フォノン共鳴を持つ誘電体 (AlN, GaNなど) に着目し,それらの表面に発現するTHzエバネッセント波の観測を行った.その結果,それぞれ非常に特徴的な検出信号を得た.本報では,検出信号の大きさや高さ依存性について実験結果を示し,理論解析・考察を報告する.