精密工学会学術講演会講演論文集
2015年度精密工学会春季大会
セッションID: F70
会議情報

コロイダルシリカスラリーを用いたサファイアC面研磨に及ぼす温度の影響
*川原 浩一鈴木 俊正須田 聖一
著者情報
キーワード: CMP, サファイア, 温度, 化学作用
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
サファイアの最終研磨には、一般にコロイダルシリカスラリーによるCMPが用いられている。本研究では、コロイダルシリカスラリーを用いてサファイアCMPを行った場合の、研磨特性に及ぼす温度の影響について検討した。その結果、検討を行った温度範囲においては、表面性状には大きな差違は認められない一方で、研磨速度は温度が高くなるほど高い値を示すことが分かった。この結果は、コロイダルシリカスラリーによるサファイアCMPにおいて、温度が高くなるほど化学作用性が活性化されていることを示唆している。
著者関連情報
© 2015 公益社団法人 精密工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top