歯科インプラント治療を支援する白色干渉計の開発

ヒトの下顎管を模した試料での干渉信号の取得

抄録

歯科インプラント治療は顎骨を穿孔するため、ドリルが下顎管内部の下歯槽神経等を損傷させ、重大な障害を残す恐れがある。これまで、白色干渉計をドリル内部に組み込み、顎骨と下顎管との異相境界を実時間で検出するシステムを提案し、ブタの骨を用いて、空気中での異相境界検出に成功している。本発表では生体により近い状態で測定を行うため、骨裏面を生理食塩水で満たした状態で測定を行ったので、その結果を報告する。