2016 年 8 巻 4 号 p. 386-391
クラウンカントゥアやブラックトライアングルに影響を及ぼすエマージェンスプロファイルへの形態付与は,歯周組織の許容性に個人差があるため,ラボサイドでの判断は困難であり,チェアサイドからの情報提供が必要不可欠となる.さらには,その情報をどのように活用し補綴装置に反映させるのかが重要である.本稿では歯頸線の左右対称性を考慮した歯肉縁下のカントゥアの付与方法とブラックトライアングル閉鎖への対応に焦点をあて,これまでの術式をまとめるとともに,現在の取り組みを紹介したい.