自己起動型ジャイロ発電機の開発

抄録

ジャイロ効果を用いた高効率振動発電機の安定回転のため，発電機構をモータとして作用させる自己起動法を開発した．ダイナビーを用いたジャイロ発電機には，起動時に初速度が必要であり，また一度失速すると，如何に振動を加えても回転しないという欠点があった．そこで，起動時および失速時には，発電機構のコイルに外部から電力を供給し，ブラシレス同期モータとして作用させ，ロータを電磁力により回転させる方法を開発した．