精密工学会学術講演会講演論文集
2018年度精密工学会秋季大会
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電界撹拌技術を用いた酵素免疫測定法の迅速化技術の開発(第三報)
電界撹拌用マイクロプレートの開発と分子標的薬検出用迅速ELISAについて
*中村 竜太林 秀洋小松 国夫大久保 義真久住 孝幸南條 博南谷 佳弘赤上 陽一
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p. 769-770

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抄録

酵素免疫測定法(ELISA)は,極微量な目的物質の検出に有効な手段ではあるが,その結果取得に長時間を要するのが課題である.我々は電界砥粒制御技術を応用し,微小量の液滴を非接触に撹拌可能な技術を開発,加えて電界撹拌用のマイクロプレートと分子標的薬検出用ELISAキットを開発した.そしてELISA工程の抗原抗体反応工程へ電界撹拌技術を導入した. その結果,従来2.5時間以上を要していた工程を30分以内に迅速化可能であることを得た.

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© 2018 公益社団法人 精密工学会
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