精密工学会学術講演会講演論文集
2018年度精密工学会秋季大会
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粉末床溶融結合法で得られたマルエージング鋼造形物の詳細観察
*新川 真人古本 達明岡田 将人古木 辰也水谷 予志生山下 実
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p. 90-91

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抄録

粉末床溶融結合法とミリング加工を組み合わせた積層造形法によるマルエージング鋼の詳細観察を行い,造形プロセスを考察した.メルトプールを顕微鏡観察した結果,内部に向かって等軸晶組織が観察された.造形物方向の硬さはおよそ370-400HVであったが,上面のみ320-340HVであった.造形物中にはマルエージング鋼の凝固組織とは異なる丸状,角状異物を確認した.これらはTiO2,TiNであり,金属粉末と切削工具のコーティング層に由来すると推定した.

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© 2018 公益社団法人 精密工学会
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